Day9 – 多様性と人類の可能性

世界が色々すごい。色々すごいとしか表現のしようがない程度にすごいと思うのだけど、すごいのが更にすごくなっていくスパイラルを見ている感じがして、それがいちばんすごいなあ、と思う。何言ってるか微妙にわからないかもだけど。

自らに信じたいものがあって、対象物たる信じたいものが窮地に立たされた際の信じたいものの振る舞いによって、信じたい側は、通常の判断能力であれば到底到達し得ない論理になっとくし、さらに先鋭化していく。一般的に民主主義は数の正義であり、窮地に立たされることはイコールマイノリティであり、Diversityだ、Inclusiveだという昨今においてマイノリティであることは言論空間上では「有利に」働くことが多く、それが結局のところ過剰な状態を作り出しているのだろう。

人間はそもそも多様であって、いかなる思想信条も(他社に害を与えない限りにおいては)尊重されるべきだ、といくら理性では理解していても、目の前に「これはすべて陰謀だ!」と他人の目に見える形で設置されているオピニオンを見ると「多様性っつーのもなんだかなあ…」と思わざるを得ない。人間はこの状態を乗り越えられるのか。乗り越えたその先には何が待っているのか。あれ、戦争?