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RHYTHM*

編集される、ということ。

この記事は、tadafusahonda.com/blog で2009年4月から2013年3月まで公開していたブログ「RHYTHM*」から移したものです。元の URL は www.tadafusahonda.com/blog/2010/11/14/編集される、ということ。/ でした。リンクの先や埋め込み、当時の画像は、いまは表示されないことがあります。

ふとしたこと(友人からのメール)から自分自身の記事が引用されている、とあるWEBサイトを見た。シンプルに、そして美しくデザインされたページに自分が綴った文章がちょこんと乗っかっている。何度も見た。リロードしてみた。そしてまた何度も見たけれど自分が書いたように見えないし、自分が書いたものに違いない。そういう不思議な感覚だった。少し、いや、結構嬉しかった。

それなりの長さを持った、ぼくの書くいつもどおりのだらだらとした冗長な文章は、鋭利な、研ぎたての包丁でばっさりと切り落とされていた。寿司屋のカウンターに座って、腕の良い職人が「魚」を「ネタ」にした瞬間を見たようだった。潔いことこの上なし。そしてなんて美味しそうなことか。

編集という行為はこういうことなんだろう。元から良いものはそのままで良い、元のままではどうにもならないものはどうにかして良いものにする。たとえ一見価値がないものであっても、多様な視点と確かな技術によってそれを価値化する。情報が増えているこの時代にあって、とてもとても大事だと思う。とてもとても大変だろうけど。そして、大変なだけに価値があるのだろうけど。プロとしてやるなら特に。

ぼくにとってブログを書くというのは、目の前に見えているものや心の中にしかないものや、はっきりとしたものやあやふやなものや、大好きな人の言葉やあまり好きじゃないけど気になってしまう人の言葉や、そういう形があったりなかったりする、自分自身のものやこと、ほかの人のものやことを編集する行為だと思っている。そして、見たり読んだりしてくれる人が、ぼくが勝手に「編集」だと思ってしていることを見て、少しでも嬉しくなってくれると良いな、と思いつつ、今日もキーボードを叩いています。

こういうのもTwitterにないと思うんだよな。ブログならでは。

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