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RHYTHM*

横井、あるいは、よこいー。

この記事は、tadafusahonda.com/blog で2009年4月から2013年3月まで公開していたブログ「RHYTHM*」から移したものです。元の URL は www.tadafusahonda.com/blog/2011/06/06/横井、あるいはよこいー。/ でした。リンクの先や埋め込み、当時の画像は、いまは表示されないことがあります。

おめでとう。パパは嬉しいです。

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別にここで書くことでもないんだろうけど、ここで書いておかないともう書くタイミングもなさそうだから、ちょっとした小話を。前の会社に入って1年が経ったころの2006年1月、生まれて初めて「管理職」になった。で、初めての「部下」が横井だった。彼女はその個性故か、なかなかフィットするセクションがなくって、いくつかの問題を抱えながらぼくのところにやってきた。今はなき、株式会社シーエーサーチ・マーケティンググループ(スタート時はぼくと横井のふたりだけ)。

で、一緒に働いてみると、何やらせてもちょこちょこミスするし、自分が納得するまでは絶対に動かないし、で、動いてもやっぱりミスするし、面談して「来月どうすっか」って聞くと「舞台の衣装作りたい」って真顔で言うし、事実夜中まで縫い物してた翌日はかーかー寝てるし。まあ何というか、そういう女の子だった。今となれば「メンバーの成長はマネージャーの責任」なんてことは当たり前に分かるんだけど、当時はまだそんな余裕もなく、横井ともコミュニケーションが足りていなかったので「この不思議ちゃん、どうすりゃいいんだ」と日々死ぬほど頭抱えて悩んでた。正直なところ、投げ出したくなる瞬間も数えきれないほどあった。

話は少し前後するんだけど、管理職になるタイミングで経営陣から中途採用の面接に際して言われたことがあった。正確に覚えているわけではないけど、だいたいこんなこと。

「毎日たくさんの候補者と会うにしても、その人たちの人生を左右する可能性がある以上、30分、1時間の面接に、自分自身も人生をかけて取り組むこと。業務の合間で適当に流すとか一瞬でも考えるやつは死んでいいから。採用することが正解とは限らないし、落とすことが不正解とも限らない。採用して、自分がマネージャーになったら、人生面倒みてやるくらいの覚悟が必要だということは強く自覚しとけ。繰り返すけど、流したりしたら殺すから」

この言葉は新米管理職だったぼくにはとてもとても重く、でも、とてもとてもまっすぐに伝わった。当然だけど、面接だけでなく、日々の過ごし方にも影響を与えた。ちなみに、職場も変わり、管理職でもなんでもなくなった今でも心に強く残ってる。

そんな訳で、人生をかけて超悩んだ。で、毎日悩んで悩んで、毎日朝方まで考えに考えて、ふとある日、気づいたことがあった。「世界中の何処かには、自分よりも横井をもっと活き活きと楽しく働かせることができて、もっと成果を出させることができる人間っていうのはいるはずなんだな、おれはその人に少なくとも負けてるんだな」と。それ以来吹っ切れて、そんなに長い期間ではないかもしれないけど、横井のことだけを考えて過ごす日々が続いた。絶対に逃げないし、絶対に何とかしてやる。自分の考えてることをすべて吐き出して、横井の考えることもすべて吐き出してもらって、少しでも納得できないところは納得できるまでガチガチやった。部下とか上司とか関係なかった。あと、大変申し訳ないけど、マネージャーの役割である「組織成果の最大化」とかもどうでもよかった。

結果、ぼくたちは毎日ちょっとずつ、ちょっとずつ改善した。やらなきゃいけないことをやる、やりたいことをやる、真摯にやる。そんなシンプルな行為の繰り返しの結果、ふたりだけの小さなグループはちょっとずつ会社に貢献することができるようになってきて、新しいメンバーを採れるほどにまでなった。ふたりで喜んだ。で、当時ぼくらが創りだしたものは、だいぶスマートに形を変えてはいるものの、今でもクライアントの元に届いているみたいである。嬉しい。

新しいメンバーの方が増えてきて、ぼくがそっちに、つまりもうちょっと「組織に」時間を使うようになったある日、「話がある」と呼び出された。会議室でうつむく横井に「どした?」と聞くも沈黙。で、よくよく聞いてみると、

「ほんちゃんが私を見てくれなくなった。寂しい」。ふたりで泣いて、ふたりで笑った。

ありがとう、よこいー。あなたにもらったたくさんのものを大切にしながら、ぼくは今日も頑張ることができています。素敵な旦那さんやご家族、みんなで幸せにね。

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特別公開(無許可)、3年くらい前のよこいー。

あからさまに徹夜明け。ただこれ、仕事してるフリして買い物してるところなんですよみなさん。

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